3月10日(日)、74回を数える恒例のびわ湖毎日マラソン大会が大津市皇子山陸上競技場を発着点とする42,195㎞の公認コースで開催されました。あいにくの小雨模様で気温もやや低く先日の東京マラソン同様厳しい気象条件ではありましたが東京オリンピック選考レース(MGC)出場権を得る最後のチャンスでもあり、又既に権利獲得済の山本(憲)・川内両選手も更なる飛躍を期して出場、結果は外国人選手が上位6位までを占め、7位に既にMGC獲得済の山本(憲)選手、8位に同じくMGC獲得済の川内選手が入り、10位に入った山本(浩)選手、11位の河合選手がMCGを獲得する結果でした。例年は自衛隊選手も数名はエントリーされているものの、今回は体育学校の室塚選手1名のみでしたが室塚選手は15㎞付近までは先頭GPに付く頑張りで、失格・棄権者48名、完走者174名という過酷なレースの中で全体59位(日本人44位)の成績を残す健闘振りでした。昭和50年代の初め、地元大津駐屯地の第3対戦車隊出身で体育学校に所属していた後輩の某陸士長が本レースで好走するのを部隊挙げて応援したのを今更のように思い出しました。
かっては全国的に駅伝やマラソンなどのロードレースでの自衛隊協力は欠かせないものでしたが、自動車メーカー等の協力や携帯電話等通信手段の発達から年々減少する中で、京都市で実施される全国高校駅伝、全国女子駅伝と並び本マラソン協力は昭和30年代後半からかって大津駐屯地に所在した第3対戦車隊主体の第3師団直轄部隊の協力態勢が平成初期の師団改編による部隊廃止や移駐に伴い、通信支援こそ必要なくなったもののその他の支援を大津駐屯地所在部隊が継承して今日まで連綿と続いていることはOBとしても大きな誇りであります。大津自衛隊の皆様大変ご苦労様でした。