第76回という国内で最長期間にわたり実施されてきた「びわ湖毎日マラソン」が本日の鈴木選手の日本新記録樹立と言う快挙を最後に75年に亘る歴史の幕を閉じました。昭和21年大阪で毎日マラソンとして日本最初に開始され第17回から湖国に舞台を移し、オリンピックとアジア競技会の為計3回東京都と広島で開催した以外の57回にわたり近年の市民ランナーを含む大規模レースとは一線を画しアベベや円谷、宗兄弟、瀬古等を始めとして多くの有名選手が湖国を駆け抜けてきました。当初に大津市湖西をコースとした以外は若干の変更は有ったものの皇子山競技場を発着点としてびわ湖南岸を往復するのが基本でした。第64大会(2009年)には国際陸連格付けゴールドランクに日本で初めて輝いています。又近年は大規模マラソンの殆どの随行支援車両は民間メーカー車になる中、最後まで陸自大津駐屯地が協力してきました。最終回と言うこともあってかエントリー基準の厳しい中400名超の方がエントリーされたようで自衛官もいつもは数名の所、今回は11名がエントリーしたようですがコロナ禍で競技場無観客、街頭応援自粛のため自衛官選手のコースでの確認・応援は出来なかったのが残念です。過去から現在までの運営関係者及び大津自衛隊の皆さん長い間本当にご苦労様でした。モノクロ画像は昭和40年代の支援車両(大津駐屯地旧3AT)です。