滋賀県隊友会

関西防衛を支える会・防衛講話

4月25日(日)大阪KKRホテルにて、村川豊 前・海上幕僚長 元・阪神基地司令の『これからの日本をどう守るのか?』講演に参加しました。 講話では、尖閣諸島、東シナ海、北朝鮮、日本周辺状況、日本政府の対応などの中から、政府の対応について、綴って行きたいと思います。

平成29年度の極東地域は、特に北朝鮮は核実験(広島原爆の10倍)やミサイル発射回数(16発)が多く、高高度に打ち上げて、飛距離を抑える(ロフテッド軌道)発射や、8月29日と9月15日の中距離弾道ミサイルは、北海道上空を飛び越える軌道(通常軌道)などで、Jアラート(全国瞬時警報システム)システムも、国内で鳴り響き、北海道や東北、北関東など12道府県に注意喚起した弾頭は、日本の排他的経済水域(EEZ)に着弾落下しました。
当時、海上自衛隊のイージス艦「みょうこう」は、本土から遠く離れた日本海にて、2月から250日以上も洋上で、警戒監視対空防衛へと連日、緊迫した任務にあたっていました。 同年9月30日の夜、舞鶴港に補給の為「みょうこう」が帰港した夜に、東京(官邸)から、安倍総理大臣が、駆け付けて乗艦し、甲板上で海上自衛官を直接激励され、有難い感謝の言葉を贈られた事は、隊員一人一人においても、大きな士気向上になりました。

20年位前は、陸・海・空幕僚長が直接、総理大臣を伺う事が出来るのは、着任と離任の時位だったそうですが、第一次安倍政権の時に防衛庁から防衛省に組織改革し、諸外国との国防省との格付けも同等になり、緊急事態に即応出来る手腕体制となりました。

アジアにおいては、近年の欧州諸国は、アジア地域(東シナ海)に強い関心を持っており、国連物資の密輸が多発している海洋警備に艦船を派遣する状況です。 この「瀬取り」を含む違法な海上活動に対する警戒監視活動は、同盟国間で連携を強め、今後、益々進むであろうとの見解でした。

講師 村川 豊 (昭和33年・神奈川県出身)

昭和56年防衛大学25期(国際関係論)卒業、海上自衛隊入隊
平成11年より海上幕僚監部副官、海幕人事計画課企画班長、海幕経理課経理調整官、佐世保地方総監部経理部長、海幕総務部総務課長、海将捕、海幕総務部副部長を経て、平成21年阪神基地司令、第4術科学校長、海幕人事教育部長、海将、海上自衛隊補給本部長、海幕副長 平成28年 第33代海上幕僚長、米国政府から、レジオン・オブ・メリット勲章受章 同年4月退官