10月5日~10日、北海道に渡道する機会が有り、隊友会千歳支部の会員と、日本最大の東千歳駐屯地(第7機甲師団)へ訪問して来ました。会員の見聞の声として、概ねの駐屯地の概要を記します。

駐屯地内の広報施設に、史料館が有り、司令職務室に連絡を入れれば、史料館長が、戦車の歴史・60インチ画面による映像視聴・旧軍装備・占守島の戦い(ジオラマ)・7師団の歴史・各国戦車模型から、性能比較などを約1時間半、時系列的に背景と大意を、見聞する事が出来ます。

花田館長による解説

各国の戦車の歴史
左より 74式戦車 90式戦車 の転輪と履帯 展示品は、実際に抱えて持つ体験が出来ます。
東千歳駐屯地からは、C経路で装軌車輛は、市内を走行して島松演習場迄、遠くは有明演習場(札幌/真駒内)迄、演習に向かいます。

駐屯地の奥に、旧海軍が使用していた滑走路が有り、式典では、71.72.73.各戦車連隊の観閲行進・訓練展示などが展開されます。

左より 74式戦車 90式戦車 花田館長、体験談も含め、有意義な時間を有り難うございました。

在隊中、操縦していた155HSPを前にして、遠い記憶が蘇りました。

七特広報の方々と、当時の話を談笑も交え、帰り際に貴重な記念品を頂きました。
私も、長駆滋賀県から、北海道へ馳せ参じて、駐屯地を久しぶりに訪問した甲斐が有りました。
私が居た頃と、主要道路は変わっていませんでしたが、原隊の隊舎はそのまま耐震工事が施され強固になっており、タイムスリップしたかの様な懐かしい記憶が、所々に散りばめた感覚でした。
隊友会員の皆さんが、自分の思い出の駐屯地があったら、是非、地元の隊友会員と一緒に、駐屯地や基地内を見学する事をお勧めします。 相互の交流も深まり、話の中で自衛隊を退官しても、国旗の下で、使命を共にした深い繋がりを感じる事が出来る事と思います。
工藤千歳隊友会員・尾崎曹友会副会長・七特広報の方々、有り難うございました。
この場を借りて、厚くお礼申し上げます。

東千歳駐屯地
総敷地面積約590万㎡(周囲約13km)で、陸自最大の敷地面積を持ち、第7機甲師団の隷下部隊の多くや、陸自最大の普通科連隊・陸上自衛隊最大級の高射特科団をはじめとする方面直轄部隊の多くが駐屯し、広大な敷地の為、隊員食堂/売店が3か所、隊員用のバス停留所1か所、タクシー乗り場が、5か所分散設置されている。 当駐屯地のシンボルで正門に立つ「我らここに励みて国やすらかなり」の標柱が立てられたのは、1976年(昭和51年)函館空港にソ連軍の最新鋭戦闘機ミグ25が強行着陸し、日ソ間が極度に緊張した時代からである。
