3月3日（日） プリムローズ大阪にて、安全保障セミナー
議題「自衛隊は本当に、日本を守れるのか！」【国防を考える会】主催 が盛大に催されました。
講話内容
プロローグは、①自衛隊は軍隊ですか？ ②軍隊の無い国はあるのですか？ ③自衛隊の目的は？ と、現在の日本防衛体制について、講演前に、共通の再認識をする事から始まりました。
防衛予算額の推移は、2003年から下降が続き、2013年 第２次安倍（自民党）政権になってから、やっと増額され始めましたが、中国の防衛予算は、下降する事無く右肩上がり状態が続いています。これは、認識しなければなりません。
自衛隊部隊の組織改編について 共同（陸自：陸上総隊の新設 空自：宇宙作戦団 海自：水上艦艇部隊）そして
装備面においては、無人機（UAV）・無人潜水艇（UUV）イージスシステム搭載艦艇の取得・F-35A/B・F２後継機など、これからの運用を大まかに解説されました。 在日米軍は、それぞれの指揮で、自衛隊が米軍の指揮下に入る事、あるいは自衛隊の指揮下に米軍が入る事は無い。ただし、海上作戦においては、米軍の一部指揮下に入ったり、自衛隊の一部指揮の下に米軍が入って作戦行動をとる事はある。
自衛隊（官）の処遇改善については、退職された自衛官には「恩給制度」を導入するなど、法的整備も進めていく事と、憲法を国軍とし規定する事も、これから折り合わせて議論すべきだと言う印象を持ちました。
司令・幕僚長勤務時代、海外の軍人からは、日本国自衛隊の、各々の士気の高さに敬服される事を多々耳にされたそうです。これは、我々日本人が気付かない優れた国民性でもある事や、ゆるがせにしない習慣・品格を改めて感じました。
講師 高橋忠義 プロフィール
昭和54年 3月 防衛大卒 （23期 航空工学）
ヘリコプター操縦士として部隊勤務
平成17年 7月 航空集団司令部幕僚長
平成18年12月 第21航空群司令（千葉県館山市）
平成20年12月 舞鶴地方総監部幕僚長
平成21年 12月 第５航空群司令（那覇市）
平成24年 7月 阪神基地司令（神戸市）
平成25年 8月 退官
平成30年 4月 関西防衛を支える会会長
令和 5年 .6月 国防を考える会会長